日東電工(本店:茨木市下穂積)は、大衆疾患や癌などの難治疾病の治療薬として期待され、急速に市場拡大する次世代医薬品「核酸医薬」の製造能力増強のために、米国連結子会社等に合わせて250億円の投資をすると発表した。
日東電工は2011年にNitto Denko Avecia Inc.(アビシア社)を買収し、核酸医薬事業の研究を行ってきた。商用化に向けた開発技術棟と、商用薬製造建屋と製造ラインを新設し、それぞれ2021年、2023年の稼働開始を目指す。さらに核酸医薬合成用ポリマービーズの供給能力を増強、早期臨床用の製造などを行う予定としている。
日東電工は、「Nittoは、技術で未来を創造する高機能材料メーカーとして、Innovation for Customersのブランドスローガンのもと、新製品や新機能の開発を通じてよりよい社会と環境の実現を目指しています。これら一連の機能、製造能力の増強により、開発初期段階から商用薬の製造対応までシームレスに対応していくことで、今後急速に成長する核酸医薬業界をサポートし、人々の健康と安心な社会に貢献してまいります。」としている。
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